昭和57年5月東北本線の:貝田・越河(7)です。
その(6)と同様に現在は撮影できない場所の画像が含まれます。
貝田・越河間で午前から夕刻まで撮影しました。
ほぼ全列車を撮影しており参考のため不出来なものも投稿する予定です。
投稿は撮影順の予定ですが整理の都合で若干前後するものがあります。
当時の資料が少ないため錯誤などあればご指摘ください。
(1)下り3179レED71重連快速貨物列車です。

下り3179レは大宮(操)発長町行きの快速貨物列車です。大宮以南から仙台以北へ向かう貨物で組成されます。午前5時半に大宮を発車し午後2時前に長町へ到着します。途中ヤードを通過するとは言え解結貨物では到底なしえない韋駄天ぶりです。福島から白石まで重連指定されました。
前補機ED71-7は昭和34年度本予算の日立製で福島へ配置されました。撮影時点で最若番(最古参)です。黒磯-福島間50Hz交流電化用一次型(4~44)とされ、我国の交流電化と電気暖房化に大きく寄与しました。足回りの白煙は越河越えの砂撒きです。
組成貨車はワラ1とワム8が多数ですが複数のレム5000も目立ち韋駄天の快速貨物を前提としたものと思われます。45両以上の貨車で組成されており拠点間快速貨物のニーズは高かったものと思われます。
(2)上り1044レ仙台発福島行き普通列車です。

上り1044レは仙台発福島行き普通旅客列車です。仙台・福島間で併結される荷物列車は福島から34レ急行荷物列車として隅田川へ向かいます。時刻表の荷1044レは仙台・福島間が(荷扱がないため)通過とされています。機関車次位の福島側先頭からオハ35、スハフ42、スハフ32、オハ35(又はオハフ33)と思われます。後部の荷物列車部分を撮影しなかったのは迂闊でした。
(3)下り23M特急はつかり3号青森行きです。

下り23M特急はつかり3号は青森の485系で運行されました。青森の485系は下り特急はつかり3、9、11号に充当されました。これは6月23日の東北新幹線盛岡開業後も変化ありませんでした。11月15日の東北・上越新幹線本格開業後は盛岡・青森間連絡特急の座を583系に譲り485系はつかりは3往復で存置されるのみとされました。青森の485系は269両から205両へと減少したものの、増発特急白鳥(大阪)、新設特急鳥海(上野)、増発特急いなほ(新潟)へ充当されることになります。
青森側先頭は貫通扉があるクハ481の200番台です。青森配置46両のクハ481のうち7両の小所帯です。貫通扉がない300番台18両、1000番台13両、1500番台8両と比較して貫通形の200番台が7両の少数に留まったのは、青森配置の車両が専ら盛岡やまびこと青森はつかりという寒冷地特急へ充当されたからと考えられます。
(4)上り36M特急やまびこ6号です。

上記(3)の23M特急はつかり3号と36M特急やまびこ6号は所定では藤田・貝田間ですれ違うダイヤです。これによれば貝田・越河間は36M→23Mの順番となります。当日は貝田・越河間で23M→36Mの順番でしたので36M特急やまびこ6号が若干遅れています。36M特急やまびこ6号も青森の車両で、盛岡側最後部は300番台と思われます。
なおクハ481-1000番台は秋田所属の印象が強いところ、クハ481-1000番台全43両中、1013番を除く42両が秋田に集結するのは昭和57年11月15日の東北・上越新幹線本格開業後です。(注1)
(5)上り36M特急やまびこ6号と下り1573レED75重連普通貨物列車が藤田付近ですれ違います。

485系の最後部は上記(4)で撮影した36M特急やまびこ6号です。次の(6)で撮影した下り1573レのED75重連普通貨物列車とすれ違います。後方に開業間近の東北新幹線の高架橋がみられます。さらに奥には昭和50年に開業した東北縦貫高速道路の国見ICが遠望されます。(注2)
(6)下り1573レED75重連普通貨物列車福島発長町行きです。

1573レは福島発長町行き普通貨物列車で、福島・白石間重連指定されました。前補機ED75-24は昭和38年度1次債務車で昭和39年11月に三菱で落成し、常磐線勝田へ配属された常磐線電化用です。内郷配置を経て昭和54年に福島へ転属し、昭和62年にJRへ承継されることなく廃車となりました。(注3)
(注1)クハ481-1013について。
クハ481-1013は1000番台で唯一青森に存置され、昭和53年9月にクロハ481-1021へ改造され、1997年11月にクロハ481-3021へ3000番台改造され、2016年3月に残存した485系28両とともに全車盛岡へ転属し青森から485系が消滅するまで存置した車両です。(盛岡転属後の12月に廃車となったようです。なおクロハ改造直前の昭和62年から昭和63年までの短期間秋田へ転属したとの情報があります。)
(注2)東北本線在来線・新幹線・高速道路について。
背後に見えるのは開業直前の東北新幹線高架橋です。持参した記憶がないのですが500mmの超望遠で貝田・越河間から撮影したと考えられます。在来線と比較して構造物が巨大であることがわかります。さらに背後に東北縦貫自動車道路の盛り土が遠望されます。右手奥に国見ICがみられます。震災の影響が少なかったのか高架橋は現在も補強なしです。東北新幹線の高架橋の右側で東北縦貫道を跨ぎ蔵王トンネルへ突入します。東北新幹線盛岡暫定開業まで残り一月です。200系新幹線の訓練運転が行われていました。見慣れた16両編成と異なる12両編成は非常に短く、移動速度が速く超高速にみえました。東北新幹線盛岡開業当初の蔵王トンネル(11.2km)は、国内第一となる福島トンネル(11.7km)に続く国内第二位でした。東北・上越新幹線開業までの束の間の1位と2位でした。
(注3)JR貨物地方税承継特例について。
(ED75のJRへの承継と用途廃止車のJR貨物での復活について。)
ED75は90番以降がJRへ承継され1~89番はJRへ承継されることなく昭和62年度末までに用途廃止となりました。しかし昭和63年度中(昭和63年11月~令和元年3月)に9両がJR貨物用として復活し盛岡(7両)と長町(2両)へ配置となりました。復活したのは74、76、80、81、82、84、85、87、89とされます(鉄ピク2023.7月号)。ED75-71~89の落成が昭和41年度中(4月~8月)であり、国鉄時代に用途廃止して償却しJR貨物への承継資産を圧縮したものとも考えられますが、減価償却期間は鉄道用電気機関車は18年です。なおJR貨物が旧国鉄から承継した老朽機関車を更新する際の高性能機関車の課税標準を5年間3/5に軽減する特例があります。(「JR貨物地方税承継特例」で検索してください。)JR貨物は老朽機関車の更新名義で旧国鉄の老朽機関車を廃車し、高性能機関車を新製することによりこの特例措置を受けることができます。
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